2020年12月15日

ちょいと厳しい住宅ローンの現実

 現金をお持ちにならないお客様は、99%何らかの住宅ローンを組むことになります。年収が500万もある方であれば、どちらの金融機関でも引く手あまたですが、私どものお客様は、平均して300万円ぐらいですから、住宅ローンを組むのも、ワザが必要です。もちろん、不正な裏ワザなんていうのではありません。
以前もお話したように、は申し込みの窓口にはなりますが、その債権の保証として、保証会社や保証協会の保証を取り付けてから、住宅ローンを実行します。
つまりは、万が一焦げ付いても、銀行には保証会社が保証してくれるというわけです。
その保証料を当の銀行が払うのではなく、借りる客側が最初に払うのですから、不思議です。
住宅ローンが組めるかどうかは、銀行の審査ではなく、その後ろに控える保証会社や保証協会が決めることになります。この審査の基準が微妙なのです。
 ここ一ヶ月ぐらい前から、この審査基準が厳しくなってきています。保証会社も商売ですから、焦げ付きが多くなると保証料だけでは賄えなくなるわけです。
それだけ、安全な貸し出しと言われていた住宅ローンの焦げ付きが多くなってきたと言うことでしょう。
先月までは何も問題なく、審査をパスしていたレベルのお客さんが、否認されたり、減額承認されたり、はたまた保証会社のほかに保証人を付けろと言う条件まで付きます。
特にこの不況、メーカーがその煽りをくっていますから、メーカー勤務となると、特に厳しくなってしまう傾向があるように感じます。
業界筋のお話では、経済状況が回復の兆しが見えるであろうと予測される9月ごろまでは同様の審査基準となるだろうとの大方の予想です。
ここへ来て、救世主が現れました。
保証審査の機構が異なる「ろうきん」や「旧住宅金融公庫」のフラット35などです。
一度、通常の金融機関で否決された方でも、この両者はかなりの確率で、住宅ローンを組んでくれます。
 それぞれ長短はありますが、住宅ローンが組めて、初めてマイホームが手に入ると思えば、これとてないがしろに出来ませんよね。



Posted by としました at 18:03│Comments(0)
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