2015年12月01日

と現代人

これは子供の頃に母から教えられた常識的なものと良く似ている。
 「傘かしげ」などは交差点をわたるときなど向こうから来る人の傘や体に雨の滴がかからないようにちょっと自分の傘をかしげたり、すぼめたりして通る。
 「肩引き」をする人は少ない。むしろ虚勢をはるように肩をいからせてぶつかるように通り過ぎていく人もいるし、女性でも肩がぶつかっても「何よ!気をつけなさいよ」などと捨てゼリフを吐く猛女までいる。
 「こぶし腰浮かせ」は電車の中でやっている人は皆無。
 それより大またをひろげて三人分占領しているやからまでいる。
 江戸時代は庶民同士思いやりの心を持って摩擦のない生活をする知恵をこうして口伝(くでん)で伝え合ってせいかつしていたのは麗しいことだ槓桿比率 牛熊證
 現代でも広めたいものである。
 これは私の子供時代は当然の常識として親から教えられ、しつけられてきたことでもある。
 昨今の世相は、
 成人式では私語が多くて挨拶が聞こえない状態だし、授業中は携帯でメールのやりとりに忙しい生徒が多い。
 授業参観でさえも親同士の私語が多くて授業中、教師が後ろに並んでいる親に注意をあたえる有様。
 国技である相撲は外国へ力士をスカウトする時代であり、親方の言うことを聞かない力士は巡業をさぼって故国でサッカーをする時代だ。
 しつけと云う言葉は死語になりつつある。
 食卓ではひじをついてご飯を食べ、迷い箸をする子ども達、お皿の上に顔をかぶさるようにして犬食いする。
 誰も注意するものがいない家庭。
 家庭のしつけがなされないまま、全てを学校におしつける謝師宴 化妝
 この国は今、どこかが狂いはじめてはいないだろうか? 

  


Posted by としました at 16:34Comments(0)