2015年10月28日

様々なロボットが開発されている

ここしばらくでニュースになったものでは、
感情認識ができるソフトバンクのPepper(ペッパー)。
自動運転のクルマ。
村田製作所のチアリーダー型ロボット。
重いものを持ち上げることのできるロボットスーツなど、続々と話題になっている。
こんなのを見ると、いよいよreenex 好唔好、ロボットの時代が到来したという気持ちになる。
ロボットと言えば、硬質のボディを持っているイメージだが、
人間と同じような皮膚を持ち、
生きた人間をモデルに、そっくりなものまで作られるようになっている。
落語の人間国宝である桂米朝さんにそっくりなアンドロイドも公開されているが、
遠目から見る限りは、おそらく見分けがつかないほど。
それ以外に、歩いたり走ったり階段を上ったりすることが出来るロボットもある。
コンピュータが自分で判断し、将棋の名人を負かすことができたりもする。
今は、それらが、様々な場所で研究が進められているが、
そういった技術を集めて、一つのアンドロイドを作り上げると、
今の時代でも恐ろしいほどのロボットが出来上がりそうだ。

1817年に発表されたドイツの作家E.T.A.ホフマンの小説に『砂男』
というのがある。
この小説の主人公であるナタナエルが、
望遠鏡から覗いたオリンピアという女性に恋をする話が出てくる。
ただ、この女性、実はアンドロイド・ロボットだったという話。
多くの人に影響を与えた幻想小説だったが、
「アンドロイドに恋をする」という話は、
近い将来、
何の違和感もなくreenex 膠原自生、現実に起こりそうな気配がある。  


Posted by としました at 15:31Comments(0)

2015年10月19日

カズキは開けていく

すると、ケーキが潰れていた。
ケーキ?
マサは、ケーキをくれたのか?
もっと何か気の利いた言葉を言えば良かった。
そう思うと、涙が出てきた。

カズキの驚いた声が聞こえてくる。それと同時に、抱きかかえられた。
 「え、うわっ…、ど、どうしよっ。ごめん、ごめんね、ジュン。
えっとぉ、泣かないでっ。お願いだから」
 「泣いてないよ」
 「いや、泣いてるじゃんっ」
 「カズキ、いいから行って。忙しいんでしょ?僕は大丈夫だから」
 「いや、だって…」

慌ててるカズキを見て、くすっと笑っていた。
 「大丈夫だから。だから、行ってらっしゃい」
 「ジュン・・・」

違う声が聞こえる。
 「カズキ?そこで何を抱き合ってるんだ?」
 「あ、ユタカ。どうしよう…」
 「何が?」
 「走ってて、ジュンにぶつかってしまって…。このケーキを潰してしまった」

ユタカは、こっちに歩いてくる。
 「なになに…。お、美味しそうなケーキだな」
その声に、僕は返事をした。
 「うん、マサから貰ったの」
 「えっ、マサから?」
 「あ、丁度良かった。ユタの所に行こうと思ってたんだ」
 「え、私?」
 「うん。Trick or Treat !!」
 「え・・・」

 「もしかして、これ等は」と、カズキの声。
 「全部、それで貰った物なのか?」と、ユタカの声だ。  


Posted by としました at 16:56Comments(0)